木の道具と野菜

 

先週の水辺の教室、みんなが第十堰に出かけている頃、お堰の家では・・・。
お母さんたちと一緒にお昼のごはん作り。

これは、おばあちゃんの代から使い続けている木の調理器具。
手に馴染んでいい感じ。
野菜の味を十分に引き出してくれます。

木の道具使い方

こんな感じで見た目も美しい「なます」のできあがり。
なます

川塾で使っている野菜のほとんどは近所のてらちゃんがここで育てた野菜、
地下を流れる吉野川の恵みでもあります。
この時期の野菜は特に、みずみずしくて甘くって、余分な味付けはいらないくらい。
いつもありがとう。

当日の様子は川塾HPに近々UPされます。
http://www.kawajyuku.jp/

一期一会

8/20-23 穴吹川でのキャンプが終わって帰り道。思い浮かんだ言葉。
 
今回のキャンプ、2週間程前の大雨の影響で川の水のにごりはまだ完全に取れていない。
乳白色のきれいな川の色。いつもより増水した川。流れも速い。
 
 初日の穴吹川。
 
子どもたちと川の流れに乗って、水の力を感じたり、
好きなだけ釣りをして遊んだ。
  
 
昨日より今日の方が水は澄んでいたし、魚も増えた。
水の量も少し減った。
 
カヌーで何度も同じ川を下っていても、同じ川はない。
瀬や川から見える風景。水量、水の色も日々変わっていく。
水の中もそうなんだ。今日しか出会えない川、生き物たち。
 
今このときだからこそ、獲れる魚がいるし、遊べる川がある。
 
 
 

それにしてもスタッフみんなの笑顔、悩んでいる顔、泣き顔も。
みんないい顔してるなぁ
 
 
 
 

河童sスクール

7月の三連休は吉野川自然教室の河童sスクールin鮎喰川キャンプに参加。
 
キャンプから帰ってきて1日経っても、2日経っても、
今も、胸がいっぱいの状態が続いています。
 
川への飛び込み。ちょっとずつ、ちょっとずつ高いところへ。
半歩、一歩前へ、遠くへ。
 
ギギや手長えびを初めてモリでついた。あの感覚。
スタッフも同じ。初めて大物を獲ったときの感動といったら
それはすごいものだろう。(わたしはまだ・・・)
 
自分の獲物は自分で料理して、ありがたく感謝していただく。
 
子どものときに川で遊んだ記憶は消えないよね。
わたしも覚えてる。
最近、川に関わるようになって、
その記憶はだんだんと鮮明に思い出してきています。
 
子どもたちが川で色んな経験をして、
いい思い出を作って帰ってもらえるように、
また川に戻ってきたいって思ってもらえるように。
 
一緒に笑うこと、感動すること、感謝すること。
 
そのために自分に出来ることを増やしていきたい。
  
 
 
 

水辺のキャンプ

7/11-12は水辺の教室、はじめてのキャンプ。
 
場所は第十堰北岸の川原で、テントを張って、
一日中子ども達と汽水域に住む生き物をとったり、カヌーにのったり、
川遊びをして遊びます。
 
水の掛け合いっこや見釣り(シュノーケルを付けて小さい手作りの竿を持ち、
魚が餌に食いつく瞬間を見ながらの釣り)、がさがさ(その名のとおり、生き物が
いそうな水草の下なんかを足でがさがさ、出てくる魚を網ですくいます)、
シュノーケルを付けて手長エビを網で捕まえる、シジミをさがす。
 
川は遊びの宝庫だ。 そして豊かな吉野川。
 
あっという間に時間が過ぎていきます。
 
捕まえた魚や手長エビ、しじみはさっそく料理。
子ども達は水槽に入れた魚をうまいうまいと言って全部たいらげてしまいました。 
手長エビや焼いたり、から揚げにしたり。
しじみは今晩のスープに。
 
今回、いつもより長く子ども達と過ごすことで、少し近づくことが出来たかなぁ。
名前を呼んでくれたり、頼ってくれたり、一緒に遊んだり、すごく嬉しかった。
 
 
今回は初めてキッチン担当も。
大人数の食事を作るのは初めて。ごはんを炊くことや、
人数分の料理をすること。天候や作る量、時間配分、いろいろなことを
おりまぜて、ベストなタイミングで料理をするのは大変なことだ。
なんとかおいしく出来た。よかった。
 
 
子ども達と接するとき、よく迷うことがあります。
 
釣りのときなんかは餌のミミズを触るのがいや、
餌を付けること、釣竿をつくること、
なんでも自分で触ってやってみて欲しい、とは思うのだけど、
どうやったら上手に子ども達に興味を持ってもらえるか。
 
出来ないことを無理やりやらせるのではなくて、
少しずつ出来ることを増やしていってあげる。
一人ひとりの子どもに合わせて、何が必要か考えること。
次はそうやって子ども達に接してみよう。
 
まだまだ子ども達の微妙な心の変化なんかに気づかず、見過ごしてしまいます。
最後のスタッフだけの振り返りの時間はとても貴重で、
たくさん気づかされることがあります。
 
子ども達に接することで、自分を見つめなおすことができる。
今、本当に貴重な時間を過ごせています。
 
 

しじみ漁

6/20、21はスタッフ研修と水辺の教室“蜆(しじみ)漁”。
 
今日は朝から川猟師の矢田さんを講師に、
子供たちと吉野川河口の川へ蜆取りに出かけます。
 
ところがなんと、蜆以上にアサリや蛤がざっくざく。
今年の雨の量の少なさと、上流の池田ダム、早明浦ダムが水を止めるので
その影響で、第十堰まで海の塩が遡るのだそうです。
 
そこでアサリや蛤など海にいる貝は大喜び。
 
今年は特に、第十堰のあたりでもエイやヒトデを見かけることがあるんだって。 
第十堰は河口から14km、ですけど。
 
矢田さんの持ってきてくれた蜆漁の道具“じょれん”を使って
貝を採ります。これが砂も一緒に川底を引くので重くって、
子供たちには、いや、スタッフにも大変だけど、それでも一生懸命。
かごの中に大きな貝を見つけると歓声が上がります。
 
 
私、毎回(って言ってもまだ2回目ですが)、
水辺の教室では色んなこと学ばせてもらっています。
 
でも2回目の今回は、反省するところがたくさん。
 
まずは、前日のスタッフミーティングに参加できなかったこと。
子供たちに何を伝えたいか、理解できていないまま教室に参加したこと。
自分がただ楽しんでどうする。スタッフのみんなにも甘えっぱなし。
 
それから、子供たちの行動にやってはいけない事と感じても
注意が出来なかった。正確にはその時どう注意すればいいのか分からなかった。
 
子供たちが帰った後のスタッフミーティングで
色んなことに気づかされた。
 
なぜしてはいけないのか、その理由をちゃんと伝えて、
分かってもらわなきゃいけない。
 
わたしはそれをせず、見過ごしてしまった。
自分自身が、子供たちとまっすぐに向き合うことが全く、出来ていない。
 
 
私は人と付き合うこと、自分を表現することが苦手だ。
とっさなことには特に、固まってしまう傾向がある。
じっくり考えないと、自分のすべき行動が取れない。でもってもう遅い。
 
あの場面は、この場面は、こう伝えればよかったって
あとからあとから溢れてくる。
 
どうすればいいんだろう。悩む。
 
 

吉野川汽水域デイ

今日は吉野川汽水域デイ。
 
第十堰は250年以上も前にこの場所に作られた石組みの堰です。
そこで自然に触れ、川で遊び、堰の役割を知り、お話をするイベント。
 
ここは今も可動堰を建設する計画があるそうです。
10年前の住民投票は記憶に新しく、
一度は可動堰建設は撤回となったと思っていましたが、
今はそのほかの建設事業などに忙しく、計画が先送りされているだけだとか。
 
可動堰ができると第十堰から河口に広がる干潟は大打撃を受ける、
今ある風景も変わってしまう。
川の風景はいつも雄大に、自然に変わっていくけど、
可動堰という、こんなに急激な変化には成すすべもないだろう。
壊しちゃだめだ。
 
お話のあとは待ちに待ったカヌー。
 
子供たちをカヌーに乗せ、川遊び。
 
風が強かった~。何度も岸に吸い寄せられ、そのたびに沖へ押し出してもらった。
まったくまっすぐ進まない・・・ とほほ。
 
少し曇りの今日はときどき肌寒さを感じる。
けど、子供たちは川の中で泳いで泳いで。水をかけ合い遊ぶ。
 
おもいっきり笑って、楽しかった~ また来よう。
 
 
 

月と干潟

干潟と言えば、有明海、諫早湾。
あの干拓事業のギロチンの映像は、今でも目に焼き付いてます。
 
干潟とは潮の干潮で泥が見えたり、隠れたりする場所。
ここ徳島、吉野川にも河口干潟というのがあって、
第十堰までの14.5km区間は、大小たくさんの干潟があります。
 
今日5月16日は“水辺の教室”初参加の日。
もっと川のこと、徳島のこと知ろうとボランティアスタッフを
始めました。
 
朝、住吉のグラウンドの端っこで川を眺めました。
さすが吉野川の河口、川幅が広いです。
遠くの水の流れに目を奪われつつ、足元を見ると、無数の穴。
「たまちゃん、足音立てたらあかん!」
いきなり今日会ったばかりの小学生に怒られます。
 
「しーっ!」
しばらくするとその穴から小さい蟹がひょこ、ひょこひょこっと次から次へと現れた。
「あー(声を殺して子供たちとアイコンタクト)」
 
今日の河口干潟の主役はシオマネキ。その名の通り、潮を招く蟹?
シオマネキの雄は異常に右のはさみが大きい。
ふだん左右対称に見慣れている分、不思議に感じるが、
それがシオマネキ。
 
干潟の蟹たちは砂や泥に含まれる有機物やバクテリア、藻類なんかを
こしとって食べるので干潟を浄化する役割を持ちます。
(でも浄化できないものもある。人間が作ったビニールや空き缶・・・。
そのまま川の底に溜まるか、海へ。)
それから、渡り鳥たちは遠いロシアやオーストラリアに向かう途中の中継地点に
ここ干潟で一休みします。干潟は鳥達のレストランであり、国際空港なのです。
(干潟博士、とくしま自然観察の会 井口さんのお話より)
 
普段なにげに見ていた川だけど、こんなに広く世界と繋がっているんだね。
 
満月や新月に近い大潮のときは潮が一番引くとき。
干潟にいるシオマネキやトビハゼたちは元気元気。
渡り鳥たちも旅の支度に大忙し。
 
干潟の生き物たち、それに繋がるすべてのものが、
月ととても深く結びついてる。
今度、空の月を見上げたときは、干潟の生き物たちのことを想像してみよう。